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Jリーグ 11か月前

鹿島アントラーズ歴代最高助っ人は? 出場試合数ランキング1~10位。クラブの歴史を築き上げた外国籍選手たち

シリーズ:Jリーグ歴代外国人最多出場ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

4位:クォン・スンテ(韓国)

鹿島アントラーズで活躍したクォン・スンテ
【写真:Getty Images】


生年月日:1984年9月11日
Jリーグ通算出場数:108試合
在籍時期:2017-23

 2023シーズンで現役を引退したクォン・スンテは、鹿島アントラーズのファンに愛されたGKだ。2017シーズンからの7年間で、リーグ戦108試合に出場した。

 韓国の全北現代モータースからやってきたクォン・スンテは、鹿島にとってクラブ史上初の外国人GKだった。鋭い反応でチームを何度も救い、2018年にはクラブ史上初のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝に貢献している。

 ただ、加入当初から常にレギュラーだったわけではなく、曽ヶ端準、沖悠哉、早川友基らとポジション争いは続き、控えに回ることも多かった。それでもファンから信頼を集めたのは、人間性によるところも大いにあるだろう。常にプロ意識が高く、行動は模範的で、チームの気の緩みを察知すると、誰よりも早く大声を出して鼓舞していた。

 今季最終戦後の引退セレモニーでは、家族が登場した際に号泣していた。家族の登場は鹿島の配慮によるサプライズで、クォン・スンテは当初断っていたという。引退会見で同選手は、「家族は行きたいと言ってくれたが、その日の主役はチームであり、鹿島が輝かないといけない日だと思った。だから、家族には来なくていいと伝えました」(クラブ公式YouTubeより)と説明。最後の日までクラブを優先する姿勢は、より一層ファンの心をつかんだ。

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