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Jリーグ 11か月前

【浦和レッズコラム】3年の集大成が始まる。伊藤敦樹がクラブW杯で世界へ挑む覚悟。クラブ・レオンとはどんなチームなのか

text by 編集部 photo by Getty Images

クラブ・レオンとはどんなチームなのか


 伊藤も「本当に初戦のことだけに集中している。今はクラブ・レオンに向かっていきたい。強いと思いますし、自分の中では勝手にアル・ヒラルと戦うぐらい(だと思っている)。みんなもそういうモチベーションでいる」と準々決勝に集中することを強調する。その伊藤が出したサウジアラビアのアル・ヒラルはこれまで何度も浦和とACLの覇権をかけて戦ってきたアジア最強のライバルであり、今年5月のACLファイナルでも壮絶な戦いの末に、浦和が優勝を掴み取った相手でもある。

 世界に挑むにあたり、そうした明確な指標を持っていることは浦和の強みだ。試合の強度という意味では伊藤の言う通り、かなり参考になる。ただし、もちろんアル・ヒラルとクラブ・レオンではスタイルもタレントの特長も全く異なり、注意するべきポイントも違う。メキシコリーグはいわゆる秋春制だが、1シーズン2期制を採用しており、半年ごとにリーグ戦にプラスして「リギージャ」と呼ばれるリーグ戦の上位8クラブによるトーナメントで王者が決まる。

 クラブ・レオンは21/22前期リーグの準優勝チームとして2022/23シーズンのCONCACAFチャンピオンズリーグに挑み、今年6月に北中米カリブ海王者となった。なお2023/24前期リーグでは8位でリギージャに進んだが、ホーム&アウェイで行われた準々決勝で、クラブ・アメリカに2戦合計スコア2-4で敗れてシーズンを終えている。ただ、クラブ・アメリカとの第2レグが12月3日に行われており、そこから中2週間弱で浦和戦という流れはクラブ・レオンにとって理想的かもしれない。

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