8位:ローマ
【写真:Getty Images】
ホームスタジアム:スタディオ・オリンピコ(収容可能人数:7万3261人)
平均入場者数:6万2073人
ジョゼ・モウリーニョ監督率いるローマが平均入場者数ランキングで8位にランクインした。現在は収容人数の全席を解放しているわけではないため、収容率は84%に留まっているが、毎試合6万人以上のサポーターがスタンドを埋め尽くし、ミラン戦とエンポリ戦のチケットがソールドアウトになるほど、ローマのサポーターは熱狂的だ。
モウリーニョの保守的なサッカーは批判を浴びることもあるが、彼はロマニスタから高い支持を受けている。それはローマの試合を見れば明らかだ。いかなる状況でもスタディオ・オリンピコのスタンドを埋め尽くす情熱的なサポーターは選手たちに大声援を送っており、選手たちもそれをパワーに変えてプレーしている。
今季のスタディオ・オリンピコの盛り上がりを象徴する試合が第11節レッチェ戦である。今季最多となる6万4790人が訪れたこのゲームは、5分にロメル・ルカクがPKを外して、72分にカウンターから先制点を許す厳しいゲームだった。それでもモウリーニョ監督が「後半80分で負けている時点で、サポーターがこれほどまでに応援し続けた記憶はない」と語ったように、最後までサポーターは諦めることなく選手を後押しした。すると91分にサルダル・アズムンが同点ゴール、94分にルカクがPK失敗のリベンジとなる勝ち越しゴールを決めて劇的な勝利を挙げた。