2位:武藤嘉紀(ヴィッセル神戸)
生年月日:1992年7月15日
市場価値:180万ユーロ(約2億5200万円)
2023リーグ戦成績:34試合10得点10アシスト
2013年にFC東京でプロデビューした武藤嘉紀は、2015年からヨーロッパに挑戦。ドイツのマインツでの活躍が評価され、イングランドのニューカッスルへ移籍した2018年夏には市場価値が1000万ユーロ(約14億円)に達した。しかし、その後はインパクトを残せず、市場価値を250万ユーロ(約3億5000万円)まで下げた2021年夏にヴィッセル神戸に加入して日本復帰となった。
武藤はヨーロッパで長く不振が続いていただけに、Jリーグで再び輝けるかは疑問符が付くところだった。しかし、2022シーズンは結果的に怪我で辞退することになったものの、7月に日本代表に選出され、2023シーズンはリーグ優勝した神戸をけん引する活躍を見せた。リーグ戦で10得点10アシストという見事な結果を残していることに加えて、スプリント数はFWとしてリーグ全体の1位となる699回を記録し、J1全試合出場も達成した。31歳のベテランが高い強度を90分間続ける姿は、チーム全体に好影響を与えたことだろう。
武藤の市場価値は日本復帰後も下落したが、今年1月から6月は180万ユーロ(約2億5200万円)で変動がなかった。今季はJリーグベストイレブンにも選出されており、次のアップデートで上昇に転じても不思議ではないだろう。