8位:鹿島アントラーズ
ホームスタジアム:県立カシマサッカースタジアム(収容可能人数:3万8620人)
平均入場者数:2万2031人
県立カシマサッカースタジアムをホームスタジアムにする鹿島アントラーズは、2023シーズンに平均2万2031人を動員した。新型コロナウイルスが流行する前の2019シーズンは2万569人で、今季はそれを約1500人上回る。リーグ戦では浮き沈みが大きく、結果的に5年連続の無冠となったが、動員数という点で見ると、2001年以来の2万2000人超えと大健闘となった。
動員数を伸ばした大きな理由は、国立競技場開催だろう。5月14日に行われた名古屋グランパスとの一戦は「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」と銘打たれ、5万6020人が来場した。この国立開催には賛否の声が上がったが、カシマスタジアムでは動員できなかった人数という事実に変わりはない。
一方で、その後の動員が伸び悩んだのも事実だ。対戦相手など様々な事情があるにせよ、国立開催から7試合連続で2万人割れとなり、第29節の浦和レッズ戦も直近のゲームで無冠が決まったことが影響したかのように、3万人を割っている。常勝軍団と呼ばれていた時代があっただけに、タイトルから遠ざかる近年はそれが動員数に影響しているのかもしれない。