9位:ネタ・ラヴィ(ガンバ大阪)
生年月日:1996年8月25日
市場価値:150万ユーロ(約2億1000万円)
2023リーグ戦成績:27試合0得点0アシスト
イスラエル代表のネタ・ラヴィは、ガンバ大阪を救った助っ人と言えるだろう。2023シーズンは、チームトップとなる150万ユーロ(約2億1000万円)の市場価値に見合う存在感を放った。
名門マッカビ・ハイファの下部組織で育ち、2015年から同クラブの主将を務めていたラヴィは、キャリア初となる移籍で今年1月にG大阪の一員になった。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でもプレーした能力と経験に疑いはなかった一方で、適応にはやや不安もあったが、フタを開けてみるとすぐに定位置を獲得している。
ラヴィは攻守両面で判断が早く、技術も高い。相手のプレッシャーを受けても奪われるようなことはほとんどなく、巧みに攻撃につなげることができる。得点もアシストもゼロで、得点への直接的な関与についてはノーインパクトだが、それを補って余りある活躍で、すぐにファンの信頼をつかんでいる。
今季は最下位に低迷する時期もあったG大阪。ラヴィを獲得していなかったら、もっと厳しいシーズンになっていたはずだ。