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Jリーグ 12か月前

【浦和レッズ総括コラム】2023のタラレバと嬉しい誤算。スコルジャ監督が変えられなかった“運命”

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

国内ラストゲームが持つ意味

浦和レッズを率いるマチェイ・スコルジャ監督
【写真:Getty Images】



 しかし、まだ浦和にとってシーズンが終わったわけではない。過酷なシーズンの国内最終戦。“小野伸二ラストゲーム”も浦和は札幌に負けられない。

 浦和はJ1リーグの最終節で、北海道コンサドーレ札幌と対戦する。浦和でキャリアをスタートした小野伸二のラストゲームとして注目される試合だ。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が率いる札幌にとっても、記念すべき試合を勝利で終えて、来シーズンに良い流れを持ち込みたいことは間違いないが、今シーズン限りで退任するスコルジャ監督や現役引退を表明したカンテにとって、国内最後の試合となる。

 3度目のアジア王者に輝いた浦和レッズにとって、思い返せば山あり谷ありだった2023シーズンだが、終盤戦に過密日程のピークが来るという過酷なレギュレーションの中で、YBCルヴァンカップのタイトルを決勝で逃し、J1リーグ優勝の望みが絶たれた。さらにACLで韓国の浦項スティーラーズにホームとアウェイで連敗。グループステージ突破にも黄色信号がともる状況でACLの第5節を迎えている。

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