DF:キム・ミンテ
【写真:Getty Images】
保有元→所属先:鹿島アントラーズ→湘南ベルマーレ
生年月日:1993年11月26日(30歳)
2023リーグ戦成績:11試合0得点0アシスト
韓国出身のキム・ミンテは大学卒業と同時にJリーグでプロキャリアをスタートさせた。ベガルタ仙台で2年、北海道コンサドーレ札幌で5年、名古屋グランパスで1年プレーし、昨季鹿島アントラーズに加入。昨季はリーグ戦21試合に出場したが、昌子源と植田直通が復帰した今季はカップ戦5試合に出場したものの、リーグ戦での出場は無し。7月に湘南ベルマーレへの期限付き移籍が発表され、8月5日のサンフレッチェ広島戦で新天地デビューを果たした。
出場機会に飢えていたキム・ミンテは、新天地で水を得た魚のように躍動した。3バックの中央に据えられた韓国人DFは流ちょうな日本語で味方を鼓舞し、崩壊しつつあった湘南の守備を整備。広島戦で湘南は今季初のクリーンシート(無失点)を達成し、およそ4か月ぶりに勝利を手にした。
キム・ミンテが出場した11試合で湘南の失点数はわずか9。今季全体で見ると失点数(55)が試合数(33)を大きく上回っていることからも、キム・ミンテの存在の大きさがうかがえる。身体を張ってゴールを守る闘将は、苦しむ湘南にぽっかりと空いていた穴を埋めた。