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明治安田生命J1リーグ第33節、横浜F・マリノス対アルビレックス新潟が24日に行われ、0-0のスコアレスドローに終わった。優勝のために負けられないマリノスの前に立ちはだかったのはGK小島亨介。10月にサッカー日本代表を経験した小島には、ある変化が生まれていたという。(取材・文:藤江直人)
横浜F・マリノスの優勝を阻んだアルビレックス新潟
10年もの歳月を超えて、Jリーグの優勝争いの歴史に再び「アルビレックス新潟」が刻まれた。
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ヴィッセル神戸が悲願の初優勝を果たし、11クラブ目の優勝チームとして歴史に名を刻んだ今シーズン。横浜F・マリノスとの一騎打ちが最終節を残して決着するまでの経緯を振り返ると、神戸が名古屋グランパスを破った前夜に行われた、マリノス対新潟のゴールレスドローに行き着く。
第33節を前にして、2連覇を目指すマリノスは勝ち点2ポイント差の2位で首位の神戸を追っていた。暫定首位に立って少しでも神戸にプレッシャーをかけたかった状況で、最後まで新潟のゴールマウスをこじ開けられず、神戸が勝てば優勝決定という舞台をアシストしてしまった。
日産スタジアムを舞台にした新潟との第33節――で思い出されるのが2013シーズンだ。
首位のマリノスは新潟に勝てば8シーズンぶりの優勝が決まる状況だった。しかし、0-0で迎えた72分に川又堅碁、93分には鈴木武蔵にゴールを決められて一敗地にまみれる。マリノスは最終節も川崎フロンターレに敗れ、森保一監督に率いられるサンフレッチェ広島が大逆転で連覇を達成した。
マリノスの順位や優勝を逃した節は異なるものの、新潟戦の結果が大きく響いた跡は変わらない。そして、10年前に立ちはだかったのが川又と鈴木ならば、今シーズンは前後半を通じて20本ものシュートを浴びながら、神懸かったセーブを連発してクリーンシートに貢献した守護神・小島亨介だった。