FW:マーカス・ラッシュフォード(イングランド代表)
【写真:Getty Images】
年俸:1560ポンド(約29億3280万円)
今季リーグ戦成績:12試合2得点1アシスト
今季のマーカス・ラッシュフォードは得点力不足に悩まされている。
現時点で、プレミアリーグの12試合では2得点1アシスト、公式戦17試合では2得点3アシストに留まっている。好調だった昨季の成績が公式戦56試合で30得点11アシストだったこと、そして30億円近い年俸を受け取っている背番号10だということを踏まえると、この成績では明らかに物足りない。
そして「給料が高すぎる」という着眼点から見ると、ゴールを決められなくなるタイミングは最悪だった。というのも、シーズン30ゴールを決めた昨季終了直後に結んだ新契約での年俸が1560ポンド(約29億3280万円)であり、「高い給料を貰って満足した」と捉えられても言い訳は効かないだろう。
本来、マンチェスター・ユナイテッドのようなビッグクラブであれば、もっと正当なポジション争いがあってもいいはずだ。しかし、現在の“赤い悪魔”にはラッシュフォードを脅かす存在が誰一人としていない。彼がゴールを決められなくても、起用し続けなければいけないほど選手層が薄い。直近のエバートン戦で約2ヶ月半ぶりにゴールネットを揺らしたが、このまま得点から遠ざかるのであればさらなる批判の的になってもおかしくない。今のマンチェスター・ユナイテッドには、彼のお尻に火をつける存在が必要だ。