右SB:菅原由勢(すがわら・ゆきなり)
【写真:Getty Images】
生年月日:2000年6月28日
所属クラブ:AZ(オランダ)
23/24リーグ戦成績:11試合0得点4アシスト
日本代表通算成績:7試合0得点1アシスト
16日に行われたミャンマー代表戦ではセレッソ大阪の毎熊晟矢が右サイドバックとしてフル出場を果たしたが、迎えるシリア代表戦では、第2次森保ジャパンで不動の地位を築き上げる菅原由勢に出番が回ってくるだろう。同選手にとっては、日本代表での初めての公式戦出場ということになる。
東京五輪やカタールワールドカップに縁がなかったことが不思議に思うほどこれまでの菅原のパフォーマンスは素晴らしく、あっという間に酒井宏樹が離れた右SBの1番手に定着した。明るい性格の持ち主としても知られており、ピッチ外ではムードメーカーとしてチームの雰囲気を和ませている。
シリア代表はミャンマー代表よりも力のあるチームだが、日本代表が長い時間主導権を握ることに変わりはないだろう。前線の選手たちの奮闘はもちろんのこと、菅原の非凡な攻撃性能もより多くのゴールを奪う上で必要不可欠となるはずだ。これまで同様、ハイパフォーマンスに期待したい。
左SB:伊藤洋輝(いとう・ひろき)
【写真:Getty Images】
生年月日:1999年5月12日
所属クラブ:シュトゥットガルト(ドイツ)
23/24リーグ戦成績:11試合0得点2アシスト
日本代表通算成績:12試合1得点1アシスト
中山雄太がミャンマー代表戦でフル出場したが、シリア代表戦では伊藤洋輝が左サイドバックとしてスタメンを飾るだろう。すでに日本代表として12試合を戦っている同選手だが、今回が初めてのワールドカップ・アジア予選ということもあり、対アジアはまだ1度も経験していない。
伊藤はセンターバックを本職とする選手だが、日本代表でも所属するシュトゥットガルトでも左SBをメインにプレーしており、今や同ポジションでのイメージが定着した。188cmの長身に左利き、そしてCBとSBを兼任できる能力…。非常に希少価値の高い存在である。
守備力もさることながら、伊藤の特徴は左足のキック精度にもある。事実、すでに今季のシュトゥットガルトでは流れの中から2つのアシストを記録している。守りを固めてくるであろうシリア代表のゴールをこじ開けるためにも、伊藤の左足にかかる期待はいつも以上に大きくなりそうだ。