CB:谷口彰悟(たにぐち・しょうご)
【写真:Getty Images】
生年月日:1991年7月15日
所属クラブ:アル・ラーヤン(カタール)
23/24リーグ戦成績:8試合0得点0アシスト
日本代表通算成績:23試合1得点1アシスト
今回のメンバーで最年長となる谷口彰悟は16日のミャンマー代表戦で先発するも、前半のみで渡辺剛と交代していた。これは迎えるシリア代表戦に向けての温存ととらえることができるはずで、再びセンターバックの一角としてスタメンに名を連ねることになるだろう。
冨安健洋や板倉滉ほどの圧倒的なディフェンス力は持たないが、安定感という意味では申し分ない。とくに危機察知能力の高さを活かしたカバーリングと、DFらしからぬ足元の技術力を武器にしたビルドアップの貢献度は非常に高い。シリア代表戦でも抜群の安定感を示してくれるだろう。
また、今回の舞台はサウジアラビアとなるが、普段カタールのアル・ラーヤンでプレーする谷口は気候など、中東の環境には慣れている。これはヨーロッパ組、Jリーグ組にはない大きな武器であり、そういった意味でもシリア代表戦で非常に頼りになる存在だ。
CB:冨安健洋(とみやす・たけひろ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1998年11月5日
所属クラブ:アーセナル(イングランド)
23/24リーグ戦成績:10試合1得点0アシスト
日本代表通算成績:36試合1得点2アシスト
世界一の強度を誇るプレミアリーグでの戦いを終え日本代表に合流した冨安健洋は、ミャンマー代表戦2日前の練習を別メニューで調整。そして迎えたミャンマー代表戦では、コンディション面を理由にベンチ外となった。後に森保一監督は「休ませるべき」と判断したと明かしている。
しかし、シリア代表戦出場に向けては問題ない様子で、スタメンに名を連ねることが濃厚だ。高さ、強さ、速さの三拍子が揃う冨安はまさに守備のスペシャリスト。この男が1人いるだけで最終ラインのクオリティーがグッと高まるのは、これまでの代表活動を見ても明らかだ。
普段プレミアリーグで世界トップレベルの選手たちと対峙し、9月にはドイツ代表を前に圧巻の守備を披露した冨安にとって、正直なところシリア代表は相手ではないだろう。もちろん油断は禁物だが、それほどこの25歳のレベルは突き抜けている。ただ怪我がないことを祈るばかりだ。