MF:遠藤航(日本代表)
所属クラブ:リバプール(イングランド)
生年月日:1993年2月9日
最新市場価値:1300万ユーロ(約18億2000万円)
23/24リーグ戦成績:7試合0得点0アシスト
遠藤航は今年6月に市場価値が650万ユーロ(約9億1000万円)だったが、夏に2000万ユーロ(約26億円)の移籍金でシュトゥットガルトからリバプールへ移籍し、最新の市場価値が1300万ユーロ(約18億2000万円)となっている。
2021年12月の1000万ユーロ(約14億円)をピークに、市場価値は減少傾向にあった。これは年齢の影響が大きいだろう。シュトゥットガルトと日本代表でのパフォーマンスは、以前と変わらず称賛に値するものだった。ほかの補強が失敗に終わった影響があるにせよ、市場価値よりもはるかに高い金額を支払って獲得した理由は遠藤自身のパフォーマンスにある。
リバプールでは、大方の予想通りベンチスタートが多くなっている。それでも11月12日のブレントフォード戦では、プレミアリーグで初めてフル出場し、存在感を強めている様子だ。
年齢とクラブでのプレー時間を考えれば、遠藤の市場価値はこれから下がっていく可能性があるが、日本代表主将はいまでもアジア屈指のMFだ。
MF:守田英正(日本代表)
所属クラブ:スポルティングCP(ポルトガル)
生年月日:1995年5月10日
最新市場価値:1200万ユーロ(約16億8000万円)
23/24リーグ戦成績:10試合1得点1アシスト
2020/21シーズンの途中にポルトガルのサンタ・クララに移籍したとき、市場価値が130万ユーロ(約1億8200万円)だった守田英正は、当時ヨーロッパでほぼ無名の選手だった。
それでもサンタ・クララでの活躍により国内で評価を高めると、昨年夏に移籍金345万ユーロ(約4億8300万円)で同国の名門であるスポルティングCPへステップアップ。そこからさらに1年で1200万ユーロ(約16億8000万円)まで市場価値を高めている。
いまではスポルティングCPでも不可欠な選手として捉えられており、守田が負傷の影響で公式戦2試合を欠場した10月には、ポルトガルメディア『Leonino』が「守田は今季のスポルティングで要の1人」と記し、スポルティングが2試合続けて2失点した理由に日本代表MFの不在を挙げていた。
守備的MFとしてのイメージが強い守田だが、昨季はリーグ戦で6ゴールを決め、攻撃面でも相手の脅威になっている。攻守両面でレベルが高く、ベストイレブン入りも納得だろう。
MF:鎌田大地(日本代表)
所属クラブ:ラツィオ(イタリア)
生年月日:1996年8月5日
最新市場価値:2700万ユーロ(約37億8000万円)
23/24リーグ戦成績:10試合1得点1アシスト
鎌田大地の市場価値2700万ユーロ(約37億8000万円)は、サッカー日本代表全体でも3位に入っており、アジア最高額ベストイレブンにも当然のように名を連ねた。
ただ、昨年11月に記録した3000万ユーロ(約42億円)と比較すると、市場価値は減少傾向だ。この夏に加入したラツィオではベンチスタートが多い。ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督はその理由として、左インサイドハーフで不動のレギュラーであるルイス・アルベルトとのバランスが難しいことを挙げており、この状況が続けば、さらに市場価値が下がっても不思議ではない。
アジアの攻撃的MFとして鎌田の市場価値は群を抜いていたが、現在は状況が変わりつつあり、今年夏にパリ・サンジェルマン(PSG)に加わった韓国代表のイ・ガンインが評価を高めている。こちらは昨年6月に600万ユーロ(約8億4000万円)だったところから1年で2200万ユーロ(約30億8000万円)に急上昇しており、鎌田はベストイレブンの座が安泰ではない状況だ。