SB:冨安健洋(日本代表)
所属クラブ:アーセナル(イングランド)
生年月日:1998年11月5日
最新市場価値:2500万ユーロ(約35億円)
23/24リーグ戦成績:10試合1得点0アシスト
冨安健洋は、ヨーロッパのキャリアではサイドバックとしての経験も豊富だ。今季もアーセナルで左右のサイドバックに入り、安定感のあるパフォーマンスを続けている。守備力の高さはもちろん、正確な技術と機を見た攻撃参加で、オフェンスでも貢献している。
サッカー日本代表では、主にセンターバックを担当。9月に行われたドイツ代表戦のパフォーマンスは衝撃的だった。抜群の守備能力に加えて、左右両足でボールを操り、正確なフィードで2つのゴールの起点となり、勝利の原動力と言えるプレーを見せている。
アーセナルでは不動のレギュラーではなく、ケガがちなところも心配な要素で、市場価値がなかなか上がっていない。それでも、2500万ユーロ(約35億円)は日本人DFとして最高額。複数のポジションをハイレベルでこなせる冨安は、代表でもクラブでも頼りにされている。
SB:伊藤洋輝(日本代表)
所属クラブ:シュトゥットガルト(ドイツ)
生年月日:1999年5月12日
最新市場価値:1700万ユーロ(約23億8000万円)
23/24リーグ戦成績:11試合0得点2アシスト
伊藤洋輝も冨安健洋と同様にセンターバックをこなせる選手だが、日本代表では左サイドバックでの起用が多い。クラブでは2022/23シーズンのほとんどは3バックの一角だったが、シーズン終盤の監督交代に伴って4バックの左サイドバックに定着している。
粘り強い守備に加えて、精度抜群の左足が武器で、シュトゥットガルトでは攻撃の起点としても期待されている伊藤。今季のブンデスリーガでは11試合で2アシストを記録している。過去2シーズンはどちらも1アシストだったことを踏まえると、攻撃面の成長もうかがえる。
伊藤の市場価値は昨年6月に450万ユーロ(約6億3000万円)だったが、今年10月のアップデートで1700万ユーロ(約23億8000万円)に急上昇した。
伊藤以外にも本企画の最終ラインには多くの日本人が名を連ねている。左サイドバックとしては、伊藤の次にくるのがUAEのエリックで250万ユーロ(約3億5000万円)となっている。