16位:前田大然(セルティック/スコットランド)
生年月日:1997年10月20日
市場価値:600万ユーロ(約8.4億円)
23/24リーグ戦成績:12試合2ゴール2アシスト
日本代表通算成績:13試合3ゴール0アシスト
前田大然には誰にも負けない特別な武器がある。それは爆発的なスピードと圧倒的なスタミナだ。身体能力全般を評価する「フィジカル」の能力値は「84.1」を記録した。これは日本代表FWとしてはトップの数字となる。
相手の最終ラインに対して猛然とプレスをかける同選手の前では、少しのミスも命取りとなる。FIFAワールドカップ・カタール大会のスペイン戦では、GKウナイ・シモンのパスミスを誘発し堂安律の同点弾の起点に。同試合では出場した62分間でスプリント62回という驚異的なスタッツを記録している(『FIFA.com』参照)。たとえ得点を奪えなくても守備で必ず貢献できる選手は、チームにとってありがたい存在だ。
10月の代表シリーズでは怪我のため招集を辞退していた前田は、今回の代表シリーズでも膝の靱帯の負傷のため不参加となってしまった。古橋亨梧、浅野拓磨に上田綺世とライバルたちが代表戦で結果を残しているだけに、突出した能力を持つ前田であっても立場が保証されていないのが現実だ。