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上田綺世の「図抜けた才」とは? 「積み重ねた4年間」とサッカー日本代表で見せる成長【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images,Shinya Tanaka

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サッカー日本代表は16日、FIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップ2027予選でミャンマー代表と対戦し、5-0で勝利した。この試合でハットトリックを達成した上田綺世は、代表デビューからの4年間で大きく成長している。上田の活躍は、長いワールドカップへの道のりを進むうえで重要なものとなるだろう。(取材・文:元川悦子)


過酷な日程をこなすサッカー日本代表

サッカー日本代表
【写真:田中伸弥】

 2026年のFIFAワールドカップ(W杯)で悲願のベスト8進出のみならず、優勝という壮大な目標を掲げている日本代表。彼らにとって11月16日のアジア2次予選初戦・ミャンマー代表戦は長い長い戦いの第一歩となった。

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 直後にサウジアラビアへの長距離移動を伴うシリア代表戦という難易度の高い日程を控えているとあって、森保一監督も合理的なメンバー起用を意識したのだろう。2日前の練習で別メニューだった冨安健洋をベンチ外にし、遠藤航、久保建英、伊東純也ら主力級を揃って温存。東京五輪世代で主将を務めていた中山雄太にキャプテンを託した。

 守備陣は谷口彰悟や町田浩樹らを軸に編成。中盤は田中碧をアンカーで起用し、鎌田大地と南野拓実を両インサイドハーフに配置。攻撃陣は上田綺世の1トップを起点に、右に堂安律、左に相馬勇紀を入れるという4-3-3の陣容で挑んだのだ。

「引いた相手をどう崩すか」というアジア特有のテーマをどうクリアするかが最大のテーマとなったこの一戦。ミャンマーは5-4-1の布陣をぶつかってきたが、両サイドハーフも最終ラインに下がって7バックのような状態になることも多かった。

「相手も5枚を並べてきて低い位置でブロックを作ってきていたので、簡単に崩せる相手ではなかった」と谷口も言う。

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