9位:シリア代表
【写真:Getty Images】
監督:エクトル・クーペル
FIFAランキング:92位
総市場価値:1205万ユーロ(約16億8700万円)
最高額選手:オマル・フリービーン
FIFAワールドカップ初出場を目指すシリア代表は市場価値ランキングで9位にランクイン。2023年2月に就任したエクトル・クーペル監督は、インテルやマジョルカなどの有名クラブ、エジプト代表やウズベキスタン代表の指揮を執るなど、豊富な経験を持つ名将である。
前任のフッサム・アル・サイード監督は就任から6戦6敗の戦績不振により1年も持たずに退任したが、クーペル監督就任後は、2勝1分3敗と結果を残しており、低迷期から抜け出したと言ってもいいだろう。
シリア代表の注目選手は、192cmの長身ストライカー、FWオマル・アッ=ソーマ(130万ユーロ/約1億8200万円)である。34歳という年齢が市場価値の下落に影響している可能性はあるものの、所属するアル・アラビ・ドーハでは昨季公式戦で27ゴールを奪うなど、前線での存在感に変わりはない。
シリア代表は、2012年の西アジアサッカー選手権で優勝を果たしたものの、その他にアジアで目立った戦績を収めることができていない。新体制となった同国代表はAFCアジアカップ2023や2026ワールドカップアジア2次予選でアジアの台風の目となることはできるだろうか。