三笘薫の代役は…
所属クラブで欧州カップ戦がない伊東純也は他の選手に比べれば連戦の疲労は小さく、大事な初戦という意味でも欠かせない。トップ下は前回シリーズで復帰した南野拓実になる可能性もあるが、引いた相手を崩す点においては、鎌田大地を起用するのがベターかもしれない。
三笘薫が途中離脱、旗手怜央と中村敬斗も怪我で不在の左サイドは、ミャンマー代表戦における最大の懸念事項だ。本職といえるのは両サイドでプレーできる相馬勇紀だけだが、南野や鎌田、浅野拓磨もプレーできる。ただ、引いた相手を崩すことを考えると、浅野や相馬の良さは活きにくい。ここで推薦したいのは、久保建英の左サイド起用である。昨年のFIFAワールドカップや昨季のレアル・ソシエダでもこのポジションで何度もプレーしており、大きな問題はないだろう。
1トップは浅野を先発で起用し、14日に日本に到着した上田綺世はベンチに置いておきたい。浅野が最終ラインの背後を狙いながら、2列目の伊東、鎌田、久保は流動的にポジションを変えてギャップを作り出すような展開が予想できる。
今回は木曜開催ということもあり、日曜に欧州でリーグ戦が組まれていたり、木曜開催のUEFAヨーロッパリーグと連戦を戦った選手を起用しづらいのが実情だ。ホームに格下を迎えることになるが、簡単なゲームになるとは予想しにくい。