右WG:伊東純也(いとう・じゅんや)
【写真:Getty Images】
生年月日:1993年3月9日
所属クラブ:スタッド・ランス(フランス)
23/24リーグ戦成績:12試合2得点2アシスト
日本代表通算成績:49試合13得点13アシスト
11日の土曜日にインターナショナルマッチウィーク前最後のリーグ戦を終えた伊東純也は、初日のトレーニングから参加している。海外組としては比較的コンディション面に余裕があるはずで、ミャンマー代表戦ではこれまで同様に右ウィングとして先発を飾ることになるだろう。
今年で30歳とベテランの域にいる伊東だが、衰えるどころか凄みを増し続けている。FIFAワールドカップカタール2022後に行われた日本代表の8試合中7試合で出場し、なんと4得点3アシストをマーク。この数字を上回るメンバーはおらず、まさに攻撃の核として無双しているところだ。
爆発的なスピードを活かした縦突破、敵陣深くに入り込んだところからの高質なクロスやシュートなどは、もちろん格下のミャンマー代表にとってもかなりの脅威となることだろう。世界に誇るドリブラーの三笘薫が怪我で離脱となった今回、この快速アタッカーにかかる期待は大きい。
CF:浅野拓磨(あさの・たくま)
【写真:Getty Images】
生年月日:1994年11月10日
所属クラブ:ボーフム(ドイツ)
23/24リーグ戦成績:11試合4得点1アシスト
日本代表通算成績:47試合9得点4アシスト
伊東純也、冨安健洋、南野拓実らと同じく、浅野拓磨も海外組ながら初日のトレーニングから参加。ミャンマー代表戦でのスタメン出場に向け、大きな障壁はないと見る。これまでの日本代表通算成績は47試合9得点4アシスト。今シリーズで2桁得点に乗せたいと考えているかもしれない。
低調なパフォーマンスから批判の的となることも少なくなかった浅野だが、先月のカナダ代表戦の出来は見事だった。屈強なDFを前にボールを何度も収め、攻守においてよく走り、アシストも記録している。ゴールこそ奪えなかったが、陰のMVPと言っても過言ではなかった。
所属するボーフムはリーグ開幕からわずか1勝と苦しんでいるが、浅野はここまでチームトップのリーグ戦4得点をマークしている。良い感触を手にしたまま日本代表に合流できたと言っていいはずで、上記したカナダ代表戦と同じような躍動感あるプレーに期待を寄せたいところだ。
左WG:相馬勇紀(そうま・ゆうき)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年2月25日
所属クラブ:カーザ・ピア(ポルトガル)
23/24リーグ戦成績:10試合0得点0アシスト
日本代表通算成績:11試合4得点3アシスト
ブライトンでほぼ出ずっぱりの状態ながら日本代表に選出された三笘薫は、怪我のためチームから離脱することが15日に発表された。スタッド・ランス所属の中村敬斗も負傷中で選外となった中、左サイドを任されるのはFIFAワールドカップカタール2022メンバーの1人でもある相馬勇紀になるだろう。
相馬は今年6月シリーズで日本代表に名を連ね、エルサルバドル代表戦、ペルー代表戦で出場を果たしたが、いずれも本職ではない右サイドバックでのプレーとなり、本来の持ち味を発揮するという意味で不完全燃焼だった。9月、10月シリーズは選外となっており、今回が久々の代表活動となる。
身長166cmとかなり小柄な相馬だが、緩急を駆使した縦突破には迫力があり、運動量も豊富なためその数という部分も申し分ない。三笘と中村の不在は日本代表にとって大きな痛手だが、相馬にとっては絶好のアピールチャンスと言っていい。思う存分に暴れてくれるだろう。