右SB:毎熊晟矢(まいくま・せいや)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年10月16日
所属クラブ:セレッソ大阪
2023リーグ戦成績:30試合1得点2アシスト
日本代表通算成績:2試合0得点1アシスト
セレッソ大阪に所属する毎熊晟矢は今回の日本代表におけるDF陣で唯一の国内組。コンディション面の大きな障壁はないはずで、ミャンマー代表戦で先発に名を連ねる可能性は高いだろう。ライバルである橋岡大樹が不在の中、自身の存在をアピールする絶好のチャンスと言っていい。
菅原由勢が頭一つ抜けたパフォーマンスを示しているためレギュラー奪取のハードルは高いが、毎熊自身の出来も決して悪くない。デビュー戦となったトルコ代表戦ではさっそくアシストを記録し、先月のカナダ代表戦でも世界的選手の1人であるアルフォンソ・デイビスを前に粘り強さを見せた。
世界と戦う上でまだまだ守備の精度は高めていく必要がありそうだが、持ち味である攻撃性能の高さは証明済み。90分間のほとんどを敵陣で過ごすことが予想されるミャンマー代表戦では、より同選手のストロングポイントが活きてくるだろう。代表初ゴールにも期待できるかもしれない。
左SB:中山雄太(なかやま・ゆうた)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年2月16日
所属クラブ:ハダースフィールド(イングランド)
23/24リーグ戦成績:11試合0得点1アシスト
日本代表通算成績:19試合0得点2アシスト
左サイドバックは中山雄太と伊藤洋輝の争いになるはずだが、ミャンマー代表戦では前者のスタメンを予想した。中山にとってはこれが2度目のワールドカップ・アジア予選。「前回大会の予選で体験している部分でイメージはできている」(JFA公式サイト参照)と頼もしいコメントを残した。
大怪我によって最後の最後でカタールW杯行きを逃した中山は、そこから長期に渡るリハビリを経て今シーズン開幕前に戦列復帰を果たした。所属するハダースフィールドでは開幕当初こそベンチスタートがほとんどだったが、9月下旬以降はフル出場の回数も増えており、完全復活と言っていいだろう。
中山が離脱している間、日本代表の左SBでは伊藤洋が台頭し、1番手定着に向けて着々と歩みを進めていた。しかし、中山は約1年ぶりの招集となった10月シリーズで2試合ともに十分な働きを披露しており、伊藤洋の勢いに一旦ストップをかけたと言える。左SB争いはここからますます白熱しそうだ。