CB:谷口彰悟(たにぐち・しょうご)
【写真:Getty Images】
生年月日:1991年7月15日
所属クラブ:アル・ラーヤン(カタール)
23/24リーグ戦成績:8試合0得点0アシスト
日本代表通算成績:22試合1得点1アシスト
冨安健洋は14日のトレーニングで別メニュー調整。ベルギーでプレーする町田浩樹と渡辺剛の両者は航空機のトラブルに見舞われた影響で合流が遅れてしまった。そうしたセンターバック陣の状況を考えても、コンディション面にそれほど不安のない谷口彰悟の先発はほぼ確実と言ってもいいだろう。
川崎フロンターレで長く活躍しながら、なかなか日本代表とは縁がなかった谷口だが、森保一監督の元で常連メンバーに。今年は3月を除く全試合で出場を果たしており、主力を張る冨安健洋と板倉滉を陰ながらサポートしている。経験値もあり、指揮官からすると頼もしい存在だ。
冨安や板倉ほどの圧倒的なディフェンス力は持たないが、安定感という意味では申し分ない。とくに危機察知能力を活かしたカバーリングと、DFらしからぬ足元の技術力を武器にしたビルドアップの貢献度は非常に高い。ミャンマー代表戦でも攻守に安定したプレーを約束してくれるだろう。
CB:町田浩樹(まちだ・こうき)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年8月25日
所属クラブ:ユニオン・サン=ジロワーズ(ベルギー)
23/24リーグ戦成績:11試合0得点0アシスト
日本代表通算成績:3試合0得点0アシスト
ユニオン・サン=ジロワーズでプレーする町田浩樹は航空機のトラブルに見舞われた影響で当初の予定より遅れて帰国。練習に合流できたのは試合の1日前だった。しかし、14日のトレーニングで別メニュー調整となった冨安健洋の状態を考えても、半ば強制的に出番が回ってくる可能性は否めない。
町田は日本代表デビュー戦となった9月のトルコ代表戦でこそ微妙なパフォーマンスに終わったが、先月のカナダ代表戦で安定した活躍を披露。また、同チュニジア代表戦では本職ではない左サイドバックとしても存在感を放ち、森保一監督のリクエストに応えている。
来年開催されるAFCアジアカップへの生き残りを目指しアピールを続けている町田。190cm超えの長身に加え希少な左利きと魅力は多く、この男の成長が日本代表のDF陣にさらなる厚みをもたらすことは確かだ。日本代表として初めて挑む公式戦をどう乗り切るか注目したい。