5位:冨安健洋(アーセナル/イングランド)
【写真:Getty Images】
生年月日:1998年11月5日
市場価値:2500万ユーロ(約35億円)
23/24リーグ戦成績:10試合1得点0アシスト
日本代表通算成績:36試合1得点2アシスト
冨安健洋がいれば日本代表の守備は安泰と言っても過言ではない。今年3月と6月シリーズはケガのため不参加となったが、9月シリーズと10月シリーズではそれぞれ全試合に出場(先発出場3試合、途中出場1試合)。同選手がピッチ立っている間に失点したのはドイツ代表戦の1試合のみであり、この事実からもディフェンスラインにおける存在感の大きさがうかがえる。
冨安の身体能力の高さは歴代でもトップクラスだ。世界最高レベルのCBたちと同じく高さ、強さ、速さの3拍子が揃っており、地上・空中問わず対人戦で安定した強さを見せつけてきた。ケガの多さが最大のウィークポイントであり、「フィジカル」の数値は「85.2」とランキングトップ10内2位に落ち着いたが、それさえなければ「90」超えはまず間違いなかった。
もちろん、鋭い読みから成るインターセプトやカバーリングなど、クレバーな対応でピンチの芽を摘み取ることもお手の物。また、所属するアーセナルでは偽SBという難しいタスクもこなしており、ミケル・アルテタ監督のリクエストに応え続けている。このことからも、優れた「IQ」を備えていることがわかり、数値は「85.3」と今メンバーのDF陣としては圧倒的なものとなった。