8位:伊藤洋輝(シュトゥットガルト/ドイツ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1999年5月12日
市場価値:1700万ユーロ(約23.8億円)
23/24リーグ戦成績:11試合0得点2アシスト
日本代表通算成績:12試合1得点1アシスト
2021年にジュビロ磐田からドイツに活躍の場を移した伊藤洋輝はそこから急成長を遂げ、今や日本代表に招集されることが当たり前の存在となった。今季は不動のレギュラーとしてシュトゥットガルトの大躍進を支えており、最新の市場価値は1000万ユーロ(約14億円)から1700万ユーロ(約23.8億円)にアップ。日本人DFとしては冨安健洋に次いで2番目に高額だ。
そんな伊藤は、身長188cm・体重84kgとワールドクラスの体格を誇る。アタッカーとの単純なスピード勝負では分が悪いが、フィジカルコンタクトや空中戦では確かな強さを発揮し、危機察知能力の高さを活かしたスペースカバーなどでもチームを助けている。「フィジカル」はランキングトップ10内で2番目に高い「87.1」、「守備」は「83.0」といずれもさすがの高評価となった。
しかし、伊藤の凄みはディフェンスだけではない。オン・ザ・ボールでも存在感を発揮できる点だ。左足から放たれるロングフィードやクロスの精度は抜群で、今季のブンデスリーガではその強みを活かして早くも流れの中から2アシストを記録している。この特徴があるからこそ、日本代表でもシュトゥットガルトでも本職ではない左SBに抜擢されていると言っても過言ではない。頼りになる万能型だ。