9位:南野拓実(モナコ/フランス)
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年1月16日
市場価値:1000万ユーロ(約14億円)
23/24リーグ戦成績:11試合3得点3アシスト
日本代表通算成績:49試合17得点8アシスト
昨季のモナコで大不振に陥った南野拓実だが、かつての恩師でもあるアドルフ・ヒュッター監督が就任した今季は開幕からハイペースにゴールへ絡むなど、本来の力を発揮している。その活躍が認められ、10月シリーズでFIFAワールドカップカタール2022以来の日本代表復帰も果たした。しかし、2試合で目に見える結果を残すことは叶わず。今シリーズこそゴールやアシストに期待がかかる。
個での打開力はそこまで目立たないが、フィニッシュワークの質は日本代表内でトップクラスと言っていいだろう。味方が空けたスペースを見つける早さ、そこに入り込むタイミングの上手さを持っており、チャンスを呼び込む。10月の日本代表戦でもそのあたりは光っていた。そのため、ゴールに関わるプレーのクオリティーを表す「攻撃」は「77.2」と決して悪くない数値だ。
ターンで相手をいなすプレーに加え、今季は正確なパスで味方を活かすシーンが目立つなど「スキル」も十分だが、南野の能力値で最高の「82.2」を叩き出したのが「フィジカル」だ。スピードやパワーが飛び抜けているわけではないものの、小さな体からは想像できないほどスタミナが豊富であり、その能力は「攻撃」はもちろんのこと「守備」の面においても大きく役立っている。