遠藤航が犯した3つのファウル
この試合で遠藤はリバプール加入後最多となる3つのファウルを記録した。しかし、いずれも“ソフトなファウル”ではなかった。
1つ目のファウルである6分の場面では、ボールを奪い切れなかったところ、相手選手のユニフォームを掴んで強引に相手の進行を止めてしまった。
2つ目のファウルである34分の場面では、コスタス・ツィミカスのパスが弱くなったところを相手にカットされると、その勢いのまま足裏で相手の足の甲を踏んでしまった。
3つ目のファウルである40分の場面では、ボール奪取を狙ったところ、遅れ気味に相手の足にスライディングタックルをしてしまった。
結果的に2つ目のファウルしか、イエローカードが提示されなかったが、いずれもカードが提示されてもおかしくない「危険」、もしくは「悪質」なものであり、主審や時間帯によっては退場処分となってもおかしくなかった。
昨日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)コペンハーゲン戦で相手選手を足裏で踏んづけてレッドカードが提示されたマーカス・ラッシュフォードのファウルを見ると、この試合で遠藤が退場とならなかったのは幸運と言っていい。