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Jリーグ 1年前

英国人記者が選ぶJ2ベストイレブン【2023年】将来有望な若き才能を厳選【英国人の視点】

シリーズ:英国人の視点 text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

MF

稲見哲之(東京ヴェルディ)
【写真:Getty Images】


DM:下田栄祐(いわきFC)

生年月日:2004年5月5日(19歳)
リーグ戦成績:21試合1得点2アシスト
※鹿島アントラーズから期限付き移籍

 下田栄祐が出場機会を得たのは、6月に行われた村主博正監督の最終戦だった。それ以来、この若者は田村祐三監督率いるチームのディフェンスラインの前の盾としての役割を見事にこなすようになった。臆することなくデュエルに身を投じ、足を突っ込んでタックルを制する。ボール保持の局面でも効果的かつ果敢で、狭いスペースでもパスを受け、それを賢く使うことができる。

CM:稲見哲行(東京ヴェルディ)

生年月日:1999年4月5日(24歳)
リーグ戦成績:27試合4得点0アシスト

 栃木県出身の稲見哲行は、中盤のパートナーである森田晃樹ほど注目されてはいないが、中盤で上品な存在感を発揮し、清水エスパルスとジュビロ磐田を押し退けて自動昇格を果たそうとしているヴェルディをうまく動かしている。また、遠い距離からも驚異的なゴールを決める能力を持ち合わせており、大分トリニータ戦とザスパクサツ群馬戦でのゴールは、何度でも見る価値がある。

CM:平川怜(ロアッソ熊本)

生年月日:2000年4月20日(23歳)
リーグ戦成績:40試合7得点8アシスト

 昨シーズン限りで河原創がサガン鳥栖に移籍した後、平川は河原の後釜にすんなりと収まった。非常に才能にあふれた選手で、ロアッソのプレーの多くを作り上げている。ボールを持ったときは優雅に、そして常に局面を変えるような動きを狙う平川の良さは、今季J2で最も多くのチャンスを作り出した(チャンスクリエイト119回)という事実が、最もよく表しているのではないだろうか。これは2位の選手よりも26回も多く、しかも彼らはみな中位以上の順位に低迷しているチームに所属している。

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