フットボールチャンネル

Jリーグ 1年前

すぐ行くべき? 海外クラブに推薦したいJリーガー5人。さらなるスケールアップに期待の実力者は

シリーズ:海外クラブに推薦したいJリーガー text by 編集部 photo by Getty Images

DF:藤井陽也(ふじい・はるや)

名古屋グランパスに所属する藤井陽也
【写真:Getty Images】


生年月日:2000年12月26日
所属クラブ:名古屋グランパス
2023リーグ戦成績:31試合2得点2アシスト

 名古屋グランパス下部組織出身の藤井陽也は2019年にトップチームへ昇格。その後はなかなか出場機会に恵まれず苦しい時間を過ごしたが、昨季に長谷川健太監督の下で本格ブレイクを果たした。迎えた2023シーズンはここまでリーグ戦全試合で先発出場を飾っており、3月には追加という形ではあったものの日本代表にも名を連ねるなど、印象的な1年を過ごしている。

 187cmと大柄で空中戦に絶対的な自信を持ちながら、その体格に似合わないほどのスピードも兼ね備えており、あらゆるタイプのFWに真っ向から勝負できるのが藤井の大きな魅力。カバーリングの精度も素晴らしく、ぎりぎりでピンチをかき消すことも多い。また、攻撃面の貢献度も文句なし。対角線へのロングフィードやドリブルでの持ち運びなど、ボールスキルはCBとは思えないほどのものがある。

 まだ22歳と若く、ポテンシャルだけで言えば同じ名古屋出身の吉田麻也、また冨安健洋や板倉滉にも引けを取らないだろう。しかし、藤井に足りないのはやはり国際舞台での経験値だ。それを培っていく上でヨーロッパ挑戦を視野に入れてもいいはずで、それが日本代表定着への近道になる可能性もある。今や世界に自慢できる冨安&板倉のような選手になってほしいと願うばかりだ。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!