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レンタル移籍はサッカー選手にとって自身が持つ力を世に知らしめる絶好のチャンスであり、そこでのパフォーマンスが今後のキャリアを大きく左右する。今回はJクラブ在籍中の武者修行によって市場価値が大きく上昇した選手をランキング形式で紹介する。(各選手の市場価値はデータサイト『transfermarkt』参照。同サイト上で、期限付き移籍決定時点で市場価値が記載されてなかった選手はランキング対象外とする。)
10位:エンリケ(無所属)
生年月日:1985年5月16日
保有元/移籍先クラブ:ジュビロ磐田→クルゼイロ(ブラジル)
期限付き移籍期間:2008年1月1日~2009年12月31日
市場価値の増加額:100万ユーロ(約1.4億円)
市場価値の変動:250万ユーロ(約3.5億円)→350万ユーロ(約4.9億円)
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2007年にブラジル国内リーグのフィゲイレンセからジュビロ磐田にやってきたエンリケは、ボランチを主戦場にリーグ戦13試合に出場。ファブリシオ、マルキーニョス・パラナら助っ人外国人と共に磐田の中盤を形成した。
2008年冬にファブリシオと共にクルゼイロへの期限付き移籍が決定し、ブラジルリーグに出戻りという形になった。期限付き移籍1年目は26試合、2年目は32試合にスタメン出場とコンスタントに試合に出続け、クルゼイロはリーグ3位、4位と高順位をキープ。2009年には惜しくも優勝を掴み取ることは出来なかったものの、エストゥディアンテスとのコパ・リベルタドーレス決勝戦(セカンドレグ)でミドルシュートをゴール左下に決めている。この2年間の活躍を評価されたエンリケの市場価値は100万ユーロ(約1.4億円)上昇し、2010年にクルゼイロへ完全移籍を果たしている。
2011年夏にサントスFCへ移籍するが、2013年にクルゼイロへ復帰。選手の入れ替わりの激しいブラジルでは珍しく、2019年までの7シーズンを同クラブで過ごした。クルゼイロでの通算リーグ戦出場試合数は279試合を数えている。