DF:谷口彰悟(アル・ラーヤン/カタール)
【写真:Getty Images】
生年月日:1991年7月15日(32歳)
23/24リーグ戦成績:8試合0得点0アシスト
日本代表通算成績:22試合1得点1アシスト
川崎フロンターレで長く守備の大黒柱として活躍していた谷口彰悟だが、なかなか日本代表とは縁がなかった。しかし、森保一監督の下では常連メンバーとなり、昨年には31歳にして初めてのワールドカップ出場も果たした。今年に入ってからは3月を除くすべてのシリーズで招集をされており、ここまで途中出場も含めて全試合でピッチに立っている。
冨安健洋や板倉滉ほどの圧倒的な守備力を持つわけではないが、攻守において安定したパフォーマンスを約束できるのが谷口の魅力である。昨年のW杯アジア最終予選では板倉とのコンビで冨安&吉田麻也不在の穴を埋めており、W杯のスペイン代表戦では3バックの一角として最少失点に抑えた。しっかりと準備し、いざという時に起用に応える。指揮官からすれば、実に頼もしい存在だ。
しかし、谷口の立場が安泰とは言えないだろう。センターバックのライバルは板倉、冨安に加え、今や常連の伊藤洋輝、10月シリーズでアピールに成功した町田浩樹、さらには欧州で活躍する渡辺剛や瀬古歩夢など豊富。現在32歳という年齢を考えても、いつ20代の選手にその座を引き摺り下ろされるかわからない。とくに左SBも兼任できる伊藤洋と町田の存在は脅威だ。