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早熟の逸材! 世界10代市場価値ランキング1~10位。最も評価される若き才能は?

シリーズ:10代市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

5位:マティス・テル

バイエルン・ミュンヘンのマティス・テル
【写真:Getty Images】


生年月日:2005年4月27日(18歳)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
最新市場価値:5000万ユーロ(約70億円)
23/24リーグ戦成績:9試合3得点1アシスト

 マティス・テルは、バイエルン・ミュンヘンが大きな期待を寄せているフランス人FWだ。

 テルはレンヌに所属していた2021年8月にフランス1部リーグアンデビューを飾った。そのポテンシャルがバイエルンの目に留まり、2022年夏、市場価値が200万ユーロ(約2.8億円)のタイミングで2000万ユーロ(約28億円)の移籍金が動いている。

 バイエルン移籍後にすぐテルはデビューの機会が訪れたものの、22回の出場のうち先発は1回のみで、プレータイムはそこまで多くなかった。その中でも5ゴールを決めており、着実に経験を積んでいる。今季はここまで3得点1アシストという数字。センターフォワードの新戦力にハリー・ケインがいるため、ウインガーとしての起用が多くなっているが、開幕からの5試合で3得点1アシストと好スタートを切った。

 テルのバイエルン初ゴールは2022年9月10日のことだった。17歳136日でのリーグ戦ゴールはクラブ史上最年少ゴール記録となっている。その際のバイエルンのSNS投稿に元ブラジル代表のペレも賛辞を送っていた。

 ただ、このサッカーの神様の反応は、多くのリアクションに埋もれて本人の耳になかなか届いていなかったとのこと。本人は先日、『Carre』のインタビューで「彼が亡くなったあとでコメントがあることを知った。7〜8週間前と書いてあって、とても悲しく思った。もし知っていたら、すぐに返信していたよ。史上最強の一人と直接連絡を取ることは叶わなくなってしまったけど、彼のメッセージはずっと僕の中で生き続ける」と話している。

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