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早熟の逸材! 世界10代市場価値ランキング1~10位。最も評価される若き才能は?

シリーズ:10代市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

9位:ユスファ・ムココ

ボルシア・ドルトムントのユスファ・ムココ
【写真:Getty Images】


生年月日:2004年11月20日(18歳)
所属クラブ:ボルシア・ドルトムント(ドイツ)
最新市場価値:3000万ユーロ(約42億円)
23/24リーグ戦成績:5試合1得点0アシスト

 ユスファ・ムココの才能に疑いの余地はないが、2023/24シーズンは壁にぶつかっているのかもしれない。市場価値は昨年11月から変動しておらず、3000万ユーロ(約42億円)をキープしている。

 ムココは2016年からボルシア・ドルトムントに所属している。2020年に16歳1日でブンデスリーガデビューを飾ると、17日後にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)デビューを果たし、さらに10日後にブンデスリーガ最年少ゴールを記録。2022年にはドイツ代表としてカタールワールドカップに出場し、サッカー日本代表との試合でもピッチに立ったスーパーエリートだ。

 2022/23シーズンのムココは、カタールワールドカップ前にリーグ戦で6ゴールを記録したことでドイツ代表に呼ばれたが、シーズン後半戦はケガによる離脱があると、その後も調子は上がらなかった。今季もその流れを引きずっており、ここまでリーグ戦の先発はゼロという状況だ。

 ドイツ『ユーロスポーツ』が報じたところによると、ドルトムントのエディン・テルジッチ監督は先週の会見で、ムココとの関係が悪化しているのではないかと問われた際、「以前と変わらず良好で、とてもオープンな関係だ」と語り、口論があったという噂を否定。「もちろん先発でたくさんプレーしたいという気持ちは分かる。それは彼の気持ちであり、我々から生じた問題ではない」と話して、問題はないと強調していた。

 同年代の選手と比較してかなり先を進んでいるムココだが、厳しい時期を過ごしていることは確か。ここから再び市場価値を高めていけるだろうか。

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