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Jリーグ 1年前

次はどこに行く? Jリーグに推薦したい無所属ビッグネーム5人。世界トップレベルを知る男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ドウグラス・コスタ(元ブラジル代表)

ドウグラス・コスタ
【写真:Getty Images】


生年月日:1990年9月14日(33歳)
最終所属:LAギャラクシー(アメリカ合衆国)
22/23リーグ戦成績:19試合3得点7アシスト

 生粋のサイドアタッカーとして名を馳せたドウグラス・コスタも、今冬フリーとなる選手の一人だ。

 元ブラジル代表FWはグレミオの下部組織でサッカー選手としてのキャリアをスタートさせると、20歳でウクライナのシャフタール・ドネツクに移籍。同クラブには5シーズンにわたって在籍し、リーグ戦141試合29得点30アシストでウクライナプレミアリーグ4連覇に貢献した。

 その活躍を買われ15/16シーズンにはバイエルン・ミュンヘンに移籍する。初年度はリーグ戦27試合4ゴール14アシスト、翌シーズンも23試合4ゴール6アシストと安定した数字を残したが、出場時間が減少したことでバイエルン首脳陣と衝突。両者の関係は修復しないまま、ユヴェントスにレンタル移籍となった。

 ユヴェントスで迎えた17/18シーズンは、同選手にとって”最高の時間”だったはずだ。リーグ戦では先発出場18試合だったにもかかわらず、リーグ2位となる12アシストを記録。FIFAワールドカップ・ロシア大会のブラジル代表にも選出された。

 しかし、それがキャリアの絶頂だった。負傷離脱を繰り返したことで出場機会を失い、20/21シーズンにはイタリアを離れバイエルンへ出戻りとなるも成績は良化せず。グレミオ、LAギャラクシーとクラブを転々として、10月24日に契約満了に伴いLAギャラクシーを退団することが発表された。

 コスタは爆発的なスピードと切れ味鋭いドリブルで相手をきりきり舞いにする選手である。左右どちらのサイドでもハイレベルなパフォーマンスができ、カットインしてシュートを放つだけでなく、縦突破で相手を引きはがしボックス内に精度の高いクロスを送り込む。昨季はギャラクシーで19試合3ゴール7アシストと、その能力を如何なく発揮した。

 先日公開されたファブリツィオ・ロマーノ氏の独占インタビューでは「僕の希望はユーヴェに戻り、全ての選手を助けて一緒に戦うことだ」と語り、ユヴェントス復帰を熱望。ジーコを始めとするセレソンのレジェンドたちもプレーしたJリーグに来てくれれば間違いなく盛り上がるが、果たして…。

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【了】

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