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Jリーグ 1年前

J1リーグ最高額クラブは? クラブ市場価値ランキング1~10位【2023年最新版】

シリーズ:市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

5位:川崎フロンターレ

川崎フロンターレ
【写真:Getty Images】


監督:鬼木達
2023リーグ戦成績:9位(12勝7分12敗)
総市場価値:1628万ユーロ(約22億7920万円)
最高額選手:山根視来

 鬼木達監督が指揮官に就任して7年目のシーズンとなる川崎フロンターレは、鬼木体制となった2017年以降でJ1を4度制覇、天皇杯やリーグカップも獲得した近年のJリーグの主役だ。しかし、今季は天皇杯で決勝戦まで進出しているため優勝の可能性は残っているもののリーグ戦は9位。全体を見ると不完全燃焼なシーズンとなっている。

 ここ数シーズンで三笘薫や田中碧、守田英正と言った日本代表選手を多く輩出してきたが、川崎Fのリーグ優勝に貢献した彼らが海外リーグに移籍したことで徐々に戦力は低下。さらに、昨年12月にはチームキャプテンを務めていた日本代表CBの谷口彰悟がカタール・スターズリーグのアル・ラーヤンへ移籍した。当時、市場価値180万ユーロ(約2億5200万円)と評価されていた大黒柱の流出は戦力としてはもちろん、精神的支柱を失ったという意味でも痛手であった。

 川崎Fの課題となっているのが、かつてリーグ優勝を経験した黄金期のメンバーの高齢化だ。2017年のJリーグMVP、得点王、ベストイレブンに輝いた小林悠は36歳。今季は多くの怪我に悩まされ影響で出場機会も限られ、市場価値は20万ユーロ(約2800万円)まで落としている。また、2021年のJリーグMVP、得点王を獲得したレアンドロ・ダミアンも今季は負傷離脱が多く安定した戦力にはなっていない。市場価値は100万ユーロ(約1億4000万円)だが、34歳という年齢もあってこれ以上の上積みは期待できない。

 ただ、市場価値90万ユーロ(約1億2600万円)で23歳のFW宮代大聖の芽が出つつあるのは、高齢化するアタッカー陣の中で希望が持てる存在となっている。さらに、23歳のFW山田新、24歳のFW遠野大弥らが定着すれば世代交代へ向けて追い風になるだろう。

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