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3バックで変わった三笘薫の役割。左WBでよりドリブルが活きる理由とは【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第10節、ブライトン対フラムが現地時間29日に行われ、1-1のドローに終わった。これまでホームチームは主に[4-2-3-1]で戦っていたが、この試合は[3-4-2-1]の新システムを試した。三笘薫も左WBでの起用となるなど、これまでと役割の変化が見られた。その結果はどうだったのだろうか。(文:安洋一郎)


ブライトンが新システムを採用

【写真:Getty Images】

 これまで相手の実力に対して合わせることなく、頑なに自分たちの形を崩さなかったロベルト・デ・ゼルビ監督率いるブライトンが、今季初めて3バックを試合で試した。

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 イタリア人指揮官はチームのメンバーが固まってから[4-2-3-1]を軸に戦っていたが、今節フラム戦は[3-4-2-1]のフォーメーションで臨んだ。このシステム変更がSBの怪我人続出によるものか、もとから試したかったオプションなのかどうかは定かではないが、前触れなくいきなり実戦で使用した。

 結果は1-1と、アレクサンダル・ミトロビッチの退団の穴を埋めきれていないことで苦戦中のフラムに勝ちきることはできなかったが、内容としてはかなりよかった。実際にスタッツでは71%のボールを保持しながら、18本のシュートを放つなど、相手にプレッシャーをかけるサッカーはできていた。

 ある程度は機能したこの新システムの中で、三笘薫の役割にもいくつか変化が見られている。

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