7位:ジャック・グリーリッシュ(マンチェスター・シティ/イングランド代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年9月10日(28歳)
年俸:1730万ユーロ(約24.2億円)
23/24リーグ戦成績:5試合0得点1アシスト
2022/23シーズンのマンチェスター・シティは圧倒的な強さを誇り、歴史的な3冠を成し遂げた。要因は様々あるが、ジャック・グリーリッシュの進化はその中の1つだろう。
若かりし頃は素行不良の“悪童”だったグリーリッシュだが、闘将ジョン・テリーの存在などが大きく、年齢を重ねるにつれメンタル面が大きく成長。そしてアストン・ヴィラのアイコンになった後、2021年にシティへ移籍した。しかし、1年目はリーグ戦26試合に出場しながら3得点3アシスト。高額な移籍金に見合わないパフォーマンスだとして、批判の的になってしまった。
それでも昨季は本領発揮。得点やアシスト数が大幅に伸びたわけではないが、凄まじいボールキープや守備への献身性など、数字には表れにくい部分で絶大なる存在感を発揮し、ペップ・サッカーに欠かせないピースとなっていた。クラブ史上初のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇を成し遂げた後には思わず涙。1年目の苦労があったからこそ、喜びも人一倍大きかったのだろう。
1730万ユーロ(約24.2億円)の年俸に相応しい働きを見せ、批判の声をかき消したグリーリッシュ。今季は若く勢いのあるジェレミー・ドクという強力なライバルが加入しており、立場は決して安泰ではないが、再び金額に見合うだけの活躍を披露できるか。