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レアル・マドリードが育てた最高傑作5人。ラウール、カシージャス…アカデミーが生んだ逸材たち

シリーズ:アカデミーの最高傑作5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ルーカス・バスケス(元スペイン代表)

レアル・マドリードが育てた最高傑作(3)ルーカス・バスケス
【写真:Getty Images】


生年月日:1991年7月1日
在籍期間:2015年7月~
通算成績:320試合33得点58アシスト

 地元クラブでサッカーを始めたルーカス・バスケスは、16歳の頃にレアル・マドリードのカンテラ(下部組織)に加入した。14/15シーズンにはエスパニョールにレンタル移籍に出されたが、レアルは翌シーズンに買い戻しオプションを行使。2015年にトップチームデビューを果たした。

 バスケスの主戦場はウイングだ。だが戦術理解度と守備意識が高く、味方のカバーも上手い同選手はサイドバックもこなす。レアルの空いた穴を埋めるだけでなく、本職の選手と遜色ない働きを見せ、17/18シーズンには史上初のチャンピオンズリーグ(CL)3連覇に貢献している。

 この高いユーティリティー性は、スター選手が多く在籍するマドリーで重宝されている。ラファエル・ベニテス、ジネディーヌ・ジダン、フレン・ロペテギ、そしてカルロ・アンチェロッティと、様々な監督も下でプレーを続けてきた。このまま、世界最高のクラブでレジェンドとなれるだろうか。

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