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シーズンの佳境を迎えた浦和レッズには、明治安田生命J1リーグ、YBCルヴァンカップ、そしてAFCチャンピオンズリーグの3大会で大一番を控えている。過密日程による疲労もピークに近い中、浦和はこの4連戦をどう乗り切るのか。鹿島アントラーズ戦にアドバンテージを見出しつつ、フレッシュな選手の台頭に期待する。(取材・文:河治良幸)
浦和レッズの「かなり厳しいシーズン」
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)第3節が行われ、前回王者である浦和レッズはホームで浦項スティーラーズに0-2で敗れた。ここまで1勝1分1敗の成績でB組の2位となり、勝ち点9で首位の浦項とは5ポイント差が開いてしまった。
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もちろん、この借りは次のアウェイゲームで返すしかないが、今週末には鹿島アントラーズとのリーグ戦、さらに11月4日にはYBCルヴァンカップ決勝が控えており、タイトルをかけて福岡と対戦する。そしてアウェイの浦項戦の直後に、いよいよJ1の首位を走るヴィッセル神戸とリーグ優勝の希望をかけた大一番が待っている。
ここまで49試合を戦い、さらに少なくとも9試合が残るという浦和レッズ。ポーランドで豊富な経験を持つマチェイ・スコルジャ監督もこんな日程は経験したことがないという。浦項戦の後も、ここからの戦いに向けて「かなり厳しいシーズンですし、まだまだ試合が残っています。そこは選手の入れ替えなども含め、うまくマネジメントしたい」と語っていた。
前半戦のチームを引っ張った一人で、約1ヶ月の離脱から復帰してきたMF大久保智明も「監督もこの時期がサッカー人生で一番なんじゃないかという話をしてました」と語るが、だからこそ気負いすぎず、平常心で1つひとつ目の前の試合を戦っていきたいと語る。この4試合それぞれが、ただの1試合ではない戦いであり、週末の鹿島戦を含めて、どこかの試合をピークにという選択はできないだろう。