フットボールチャンネル

Jリーグ 1年前

浦和レッズ「最も貧弱な試合」。ホイブラーテンが見据える「立ち直るチャンス」【英国人の視点】

シリーズ:英国人の視点 text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

「最も貧弱な試合の一つ」をどう乗り越えるか



「厳しい試合だったし、もちろん、あなたが言うように多くの試合が続いているので、常にハングリー精神を維持して最高のパフォーマンスを維持するのは精神的に厳しい。しかし、それを今日のパフォーマンスが悪かった言い訳として使うべきではない」

「今シーズン、我々はホームで強かったが、これは我々がプレーした試合の中で最も貧弱な試合の一つだったと思う。もちろん、うまくいかない日もあるでしょうが、今日がまさにそうでした。次の試合に焦点を移すだけだ」

「我々にはJ1、そしてルヴァンカップ決勝でメダルを獲得するチャンスがまだある。私たちにはやるべきことがたくさんあるので、あまり深く考えるべきではありません。今は次の試合にすべてを向けたい」

「私たちにはやるべきことがたくさんある」という言葉が指すのは、今の浦和に残されたものを的確に表現している。リーグ戦ではライバル鹿島アントラーズ、そしてアビスパ福岡とのルヴァンカップ決勝、韓国での浦項とのリターンマッチ、そして埼玉スタジアムで行われる首位ヴィッセル神戸との計4試合が待ち受けている。

「もちろん、これは挑戦であり、他のことを言うのは浅はかです。それと同時にこれが私たちの仕事であり、私たちが愛してやまないものなのです」。ホイブローテンは選手たちがこのような過酷なプログラムをむしろ好意的に捉えている。

「だから、私たちにとって、それは肉体的な挑戦というよりも精神的な挑戦だと思う。すべての試合でハングリー精神を維持するだけでなく、自分たちが最高の状態にあるときに何をするのかを理解することもできる」

「時には謙虚になって、(相手が)もっと良いチームだったと言う必要がある。そして今日はそうだった。 チームには十分なクオリティがあるので、数人の選手を変更したとしても、それはそれほど問題ではないはずです。それを言い訳にすべきではありません。それを次の試合への燃料やモチベーションとして使えばいいだけだ」

1 2 3

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!