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どっちが高額? エル・クラシコ年俸ランキング1~10位。バルセロナとレアル・マドリードを比較

シリーズ:年俸ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

3位:ダヴィド・アラバ(レアル・マドリード/オーストリア代表)

レアル・マドリードのアラバ
【写真:Getty Images】


生年月日:1992年6月24日(31歳)
年俸:2250万ユーロ(約31億5000万円)
23/24リーグ戦成績:8試合0得点1アシスト

 以前所属したバイエルン・ミュンヘンでは、CBだけでなく左SB、MFとしてもプレーしたのがオーストリア代表のダヴィド・アラバ。21年夏に加入したレアル・マドリードでは大半の試合でCBとして出場するが、時折左SBのポジションでも出場してユーティリティプレーヤーとしての才能を遺憾なく発揮している。

 アラバは元々SBや中盤でプレーしていただけに、スピードやテクニックにも優れる技巧派CBだ。守備範囲の広さでカバーリングに走り回り、的確な指示出しでディフェンスラインを統率するリーダーとしての資質も備える。また、前線へのパス精度やドリブルでの持ち上がりも特徴であり、守備だけでなく攻撃にもアクセントを加えられる頼れるベテランプレーヤーである。

 そんなアラバの高いユーティリティ性が発揮されたのが、20/21シーズンに行われたラ・リーガ第10節バルセロナ戦における得点シーンだ。自身初となるエル・クラシコにスタメン出場したアラバは、32分に自陣でボールを奪取すると味方にボールを預けて一気に前線までオーバーラップ。ゴール前でラストパスを受けると、絶妙にコントロールされたシュートで貴重な先制点を奪い、レアルの勝利に攻守にわたって貢献した。

 現在のアラバは年俸2250万ユーロ(約31億5000万円)を受け取るが、これは欧州でプレーする全CBの中でトップの数字だ。年俸だけが選手の能力を図る指標ではないが、昨季のマンチェスター・シティで3冠を達成して世界最高のDFと讃えられるルベン・ディアスや、アーセナルのフランス代表CBウィリアン・サリバらを約2倍引き離す高給取りとなっている。

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