7位:ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード/ブラジル代表)
生年月日:2000年7月12日(23歳)
年俸:2083万ユーロ(約29億1600万円)
23/24リーグ戦成績:7試合2得点1アシスト
2018年に、当時18歳でブラジル史上歴代2位の移籍金となる4500万ユーロ(約63億円)でレアル・マドリードに加入したのがブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールだ。
徐々に出場機会を増やして21/22シーズンに左WGのレギュラーに定着すると、同シーズンはリーグ戦35試合に出場して17得点13アシストを記録した。当時レアル所属であったフランス代表FWカリム・ベンゼマやスペイン代表マルコ・アセンシオらと共に3トップを形成して得点を量産。得意のドリブルで相手ディフェンスラインを切り裂き、幾度となくゴールに迫って得点に絡む活躍が非常に印象的であった。
そんなヴィニシウスを、現役時代はアーセナルやバルセロナで過ごした元フランス代表FWティエリ・アンリは『CBSスポーツ』において「世界最高の左WG」と絶賛。バルサOBですら認める圧倒的スキルを持ったFWへと成長している。
また、近年のエル・クラシコで名物となっているのが、バルサのDFロナルド・アラウホとヴィニシウスの熱いマッチアップだ。左WGに配置されるヴィニシウスに対して、バルサは普段はCBでプレーするアラウホを右SBに起用してヴィニシウス対策とする戦術で対抗し、エル・クラシコにおける見どころの1つとなっている。
ちなみにアラウホの受け取る年俸は700万ユーロ(約9億8000万円)であり、ヴィニシウスの年俸2083万ユーロ(約29億1600万円)とは約3倍の差がある。アタッカーやMFの年俸が高くなりがちなサッカー界ではあるが、意外なほどに給料に差のある2人となっている。