UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)最新ニュース
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグDの第3節、ベンフィカ対レアル・ソシエダが現地時間24日に行われ、0-1でアウェイチームが勝利した。サッカー日本代表MF久保建英は右ウィングで先発。ゴールやアシストという目に見える結果は残せなかったが、MOMに選出された。一体なぜ。(文:小澤祐作)
レアル・ソシエダがベスト16入りに近づく
【写真:Getty Images】
試合終了のホイッスルが鳴ると、エスタディオ・ダ・ルスはけたたましいブーイングに包まれた。レアル・ソシエダにとっては、心地よい響きだったのかもしれない。
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現地時間24日、ソシエダはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグD第3節でポルトガルの強豪ベンフィカと激突した。週末のマジョルカ戦でターンオーバーを採用していたこともあり、イマノル・アルグアシル監督はミケル・オヤルサバル、久保建英、ブライス・メンデスなど、現状のベストと言えるであろうメンバーを先発で送り出している。
ベンフィカはグループリーグ2試合で勝ち点0に終わっており、ベスト16入りに向けもう後がない状況だった。それだけに、勝ち点3獲得がマストとなる今回のホームゲームでは立ち上がりからかなり強気な姿勢で攻めに出てくることが予想されたが、いざ蓋を開けてみると、意外にも彼らは消極的。結果、試合は長い時間ソシエダペースで進むことになった。
そのソシエダは、ボールを支配しながらなかなかゴールをこじ開けることができなかったが、63分に待望の瞬間が訪れる。ボックス内でミケル・メリーノからのパスを受けたアンデル・バレネチェアが対峙したアレクサンダー・バーをかわし、左足で折り返し。これに反応したB・メンデスが押し込み、ようやくリードを奪った。
この1点を守り切り、ソシエダは敵地で貴重な勝ち点3を手に入れることに成功した。これでグループ3試合を終え、勝ち点は7に。同日にザルツブルクに勝利したインテルとともに頭ひとつ抜ける格好となり、ベスト16入りへまた一歩大きく前進した。
勝つべくして勝ったと言えるソシエダ。では、何が大きな要因だったのだろうか。