GK:西川幸之介
所属クラブ:大分トリニータ
生年月日:2002年9月11日(21歳)
J2リーグ成績:32試合43失点
藤枝東高校出身の西川幸之介は、プロ3年目の今季に大きなチャンスを掴んだ。昨季はYBCルヴァンカップ5試合と天皇杯2試合のみの出場だったが、今季開幕節に抜擢されると、開幕ダッシュに成功したチームの正GKに据えられた。長年に渡ってゴールマウスを守ってきた高木駿のポジションを奪う形となり、高木は夏に北海道コンサドーレ札幌に移籍している。
高木同様に正確なキックが特徴で、攻撃の起点となるフィードも魅力だ。180cmとGKとしては小柄だが、抜群の身体能力を活かしたセービング技術にも定評があり、今季は幾度となくチームのピンチを救ってきた。第4節のブラウブリッツ秋田戦、第18節の清水エスパルス戦はともにスコアレスドローだったが、西川の活躍がなければ勝ち点1を失っていただろう。
GKは経験がものをいうポジションなだけに、J2で正GKとしてほぼフルシーズンを戦った経験は大きい。大分はJ1昇格へ厳しい状況に立たされているが、J1クラブが西川に興味を抱いていても不思議ではない。