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最高の指揮官は誰だ? Jリーグ外国人監督勝率ランキング1~10位。異国からやってきた名将たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

9位:アンジェ・ポステコグルー


【写真:Getty Images】


勝率:58.0%(118試合58勝18分42敗)
国籍:オーストラリア
生年月日:1965年8月27日
在籍クラブ:横浜F・マリノス(2018年~21年6月)

 2004年以来、J1リーグタイトルから遠ざかっていた横浜F・マリノスにアンジェ・ポステコグルー監督が就任したのは2018年。エリク・モンバエルツ監督が下地を作ったチームを、タイトルを獲得するチームへと昇華させた。

 ポステコグルーはマリノスにハイプレスを基調とする攻撃的なサッカーを持ち込んだが、1年目は降格スレスレの12位という結果に終わる。しかし、この年に獲得したチアゴ・マルチンスや復帰した仲川輝人、翌年に加入したマルコス・ジュニオールらが19年に大活躍。エリキら夏の補強も効果を見せ、終盤戦にハイペースで勝ち点を積み上げて15年ぶりの優勝を果たした。

 攻撃的なスタイルはマリノスに根付いたが、翌年は9位と低迷してしまう。しかし、就任4年目の21年は再び首位争いを演じるが、ポステコグルー自身がシーズン途中にセルティックへと引き抜かれた。ケヴィン・マスカット監督に引き継がれたマリノスは2年ぶりにJリーグ制覇を果たすことになるが、確固たる強さを築き上げたのはポステコグルーに他ならない。

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