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【写真：Getty Images】

マンチェスター・ユナイテッドで苦戦するブラジル代表MFカゼミーロ

　現地時間22日、英紙『ミラー』がブラジル代表MFカゼミーロの現状について報じている。7000万ポンド（約126億円）で2022年夏にレアル・マドリードからマンチェスター・ユナイテッドへ移籍した彼の立場が揺らいでいる。ユナイテッドの中盤におけるポジション争いは、激しさを増した。

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　9年間のマドリード生活に終止符を打ったカゼミーロは、自分の居場所を確保するのに苦労している。

　昨シーズンにおいて、彼の加入はクラブに様々なものをもたらした。『ミラー』はユナイテッドにおける同選手の影響について、次のように述べている。「バランス、コントロール、規律を与え、同時に彼はピッチ上のリーダーにもなった。チームをFAカップ決勝とプレミアリーグ3位に導き、エリック・テン・ハフ監督の改革に貢献した」

　けれども、同紙は今季のカゼミーロに対して厳しい見立てを示している。「今シーズンは多数の競争相手がいる。ソフィアン・アムラバトとメイソン・マウントはこの夏に加入し、怪我で離脱していたコビー・メイヌーも復帰するだろう。中盤の競争はさらに激しくなるはずだ」

　スペインメディア『El Nacional.cat』は19日、「カゼミーロが移籍を後悔している」と報じており、ラ・リーガとプレミアリーグの判定基準の違いが彼に不利益をもたらしていると指摘した。事実、彼はマドリードでの最終シーズンでは1枚もレッドカードを受けなかったが、ユナイテッドの22/23シーズンから今日まで、欧州チャンピオンズリーグ（CL）も含めると3枚ももらっている。

　また、カゼミーロはブラジル代表で足首を負傷し、21日のシェフィールド戦を欠場した。同選手はなるべく早く戦線復帰を目指しているが、水曜日のCL・コペンハーゲン戦は4日のガラタサライ戦で受けたレッドカードにより出場できない。

　なお、ユナイテッドは現在、ベンフィカに所属する19歳のMFジョアン・ネベスとの契約を望んでいる。来年2月に32歳を迎える屈指のMFに、試練のときか。