7位:ウォーレン・ザイール=エメリ(パリ・サンジェルマン/U-21フランス代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2006年3月8日
市場価値の増加額:4400万ユーロ(約61.6億円/733.3%UP)
市場価値の変動:600万ユーロ(約8.4億円)→5000万ユーロ(約70億円)
23/24リーグ戦成績:8試合0得点2アシスト
豊富な資金力を誇るパリ・サンジェルマン(PSG)には、国内外問わず毎年のように数多くの実力者がやってくる。それだけにアカデミー出身選手が生き残るハードルはかなり高いが、17歳のウォーレン・ザイール=エメリはその壁をぶち破ろうとしている。
ザイール=エメリはPSGのアカデミーで突出した才能を示してきた逸材であり、14歳の時には飛び級でU-19チーム入り。16歳で迎えた2022/23シーズンはクリストフ・ガルティエ監督の元でトップチームの仲間入りを果たし、プレシーズンのジャパンツアーでは他の選手に見劣りしないプレーを見せて観る者にインパクトを与えていた。レギュラーシーズンでは途中出場がメインながらリーグ戦26試合に出場し、2ゴールをマークしている。
ルイス・エンリケ監督が就任した今季は、マルコ・ヴェラッティが抜けた中盤の主力に定着。17歳とは思えない逞しいフィジカルと技術力を武器に攻守でチームに貢献しており、ここまでリーグ・アン8試合で2アシストをマークしている。L・エンリケ監督には「ウォーレンは17歳ではなく37歳のようなプレーをする。37歳だ。あのような才能ある選手がチームにいることは幸運だ」と絶賛された。
PSGの宝石として今後のフランス代表入りにも期待がかかるザイール=エメリの市場価値は昨年11月時点で600万ユーロ(約8.4億円)だったが、今年に入り一気に5000万ユーロ(約70億円)まで上昇している。2006年生まれの選手としては、もちろん世界ナンバーワンの金額である。