3位:シャビ・シモンズ(RBライプツィヒ/オランダ代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2003年4月21日
市場価値の増加額:5200万ユーロ(約72.8億円/288.9%UP)
市場価値の変動:1800万ユーロ(約25.2億円)→7000万ユーロ(約98億円)
23/24リーグ戦成績:8試合3得点4アシスト
元Jリーガー、レジリオ・シモンズを父に持つシャビ・シモンズは、一度忘れかけられた逸材だ。しかし、近年はポテンシャルを余すことなく発揮し、再び評価を高めている。
バルセロナのカンテラ(下部組織)時代から大きな注目を集め、神童とも称されたX・シモンズは、16歳の時にスペインを離れパリ・サンジェルマン(PSG)に移籍。この決断は衝撃をもって伝えられた。ところが、ネイマールやキリアン・エムバペら世界トップレベルの選手が揃うクラブにおいて全くと言っていいほど出番は得られず、その名を耳にする機会は激減した。
それでもPSGを離れてからの活躍ぶりは凄まじい。昨季完全移籍で渡ったPSVではリーグ戦34試合で19得点9アシストと大暴れし、いきなり得点王に輝いた。今夏にはPSVでのパフォーマンスを評価されたことでPSGに買い戻され、RBライプツィヒにレンタル移籍。ドイツでも圧倒的なテクニックを軸にしたイマジネーションあふれるプレーを連発し、ここまでリーグ戦8試合で7得点に直接関与している。完全に殻を破ったと言っていいはずだ。
まだ20歳と若いこともあって市場価値の伸びも凄まじく、今年1月時点で1800万ユーロ(約25.2億円)だったものが現在では7000万ユーロ(約98億円)になっている。オランダ人ではバルセロナのフレンキー・デ・ヨングに次いで2番目に高い金額だ。