2位:モイセス・カイセド(チェルシー/エクアドル代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2001年11月2日
市場価値の増加額:5200万ユーロ(約72.8億円/136.8%UP)
市場価値の変動:3800万ユーロ(約53.2億円)→9000万ユーロ(約126億円)
23/24リーグ戦成績:7試合0得点0アシスト
ロベルト・デ・ゼルビ監督率いるブライトンは昨季、クラブ史上初となるUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得の快挙を成し遂げた。その立役者となったのが、MFモイセス・カイセドである。
エクアドルのインデペンディエンテ・デル・バジェでプロデビューしたカイセドは2021年にブライトンへ加入し、同年のベールスホット(ベルギー)へのレンタル移籍を経て2022年冬にチームに復帰した。この時点で世界的に有名な選手ではなかったが、その後は優れた身体能力を活かしたボール奪取やパス捌きの上手さを武器に存在感を増していき、ブライトンの躍進に貢献。FIFAワールドカップカタール2022でも活躍し、世界最高峰のMFという評価を確固たるものにした。
そして今夏、激しい争奪戦が繰り広げられる中、カイセドは1億1600万ユーロ(約162.4億円)という巨額の移籍金でチェルシーに加入。第2節ウェストハム戦でデビューを飾り、いきなりPKを献上するなどほろ苦いスタートとなったが、そこからうまく立て直し、早くもマウリシオ・ポチェッティーノ監督率いるチームに欠かせない存在となっている。
『transfermarkt』は今秋の市場価値更新の中で「高額な移籍金で移籍した選手の上昇は避けられない」と説明。そのためチェルシーへ100億円以上の移籍金で移ったカイセドの価値は、今年6月時点の7500万ユーロ(約105億円)から9000万ユーロ(約126億円)に変化し、同1月からの増加額は5200万ユーロ(約72.8億円)となった。