18位:リース・ジェームズ(イングランド代表)
生年月日:1999年12月8日
所属クラブ:チェルシー(イングランド)
22/23リーグ戦成績:16試合1ゴール1アシスト
今やブルーズ(チェルシーの愛称)の象徴となったリース・ジェームズの長所は、サイドバックとして必要な能力をバランスよく兼ね備えている点だ。それは能力値にも反映されており、トップの数値は無かったものの、大きく劣る数値もなく、中盤の選手たちが上位を占めるランキングトップ20入りを果たした。
数ある魅力の中で特に注目したいのが「フィジカル」。筋肉の鎧をまとった182cm、82kgという強靭な身体で、振り切ろうとする快速ウインガーに追いつき、弾き飛ばしてしまう。サイドバックとしては突出したレベルにある「フィジカル」の強さを活かしてセンターバックでプレーすることもあるほどだ。状況に応じてサイドバックはもちろん、ウイングバック、3バックの右センターバックまでこなせる万能性は、チームを率いる監督に様々な選択肢を与えるだろう。
一方で、怪我の多さが目立つのも同選手の特徴だ。UEFAチャンピオンズリーグ制覇に貢献するなど、飛躍の一年となった20/21シーズンから負傷離脱を繰り返し年々出場試合数は減少。今季もハムストリングスの負傷により、開幕戦以降負傷離脱が続いていた。
先日のアーセナル戦でようやく戦列復帰。この試合ではベストパフォーマンスとはいかなかったものの、新キャプテンが戻ってきてくれたことは復調中のチームにとってさらなる追い風になるはずだ。リース・ジェームズが完全復活を果たしたとき、チェルシーはどのように変貌を遂げるのだろうか。