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三笘薫を輝かせたファティ。マンチェスター・シティを困らせたブライトンの変化とは【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第9節、マンチェスター・シティ対ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンが現地時間21日に行われ、2-1でシティが勝利した。サッカー日本代表FW三笘薫はこの試合にフル出場し、アンス・ファティのゴールをおぜん立て。両者の共演はシティを翻弄していた。(文:加藤健一)


反撃のスイッチとなったブライトンの攻撃ユニット


【写真:Getty Images】

 第6節のノッティンガム・フォレスト戦で退場処分を受けたロドリには3試合の出場停止処分が下され、リーグ戦2試合とカラバオ・カップ1試合をシティはロドリ不在で戦わなければならなくなった。

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 ロドリを欠くシティはニューカッスルに敗れてタイトル獲得の可能性を1つ失い、ウォルバーハンプトンとアーセナルに敗れてリーグ戦連敗を喫した。何かが足りないというよりは、単にロドリがやっていたタスクが代替できなかったことが理由のようだ。

 ロドリがピッチに戻ってきたマンチェスター・シティはやはり強かった。難敵ブライトンをホームに迎えた一戦は、開始数分でロドリを中心とするシティが主導権を握った。相手のセンターバックからパスが出たところでプレスのスイッチが入り、パスコースを遮断しつつボールホルダーに寄せて奪いきる。その後はスペースに選手がなだれ込んで敵陣深くへと侵入した。

 左ウイングのジェレミー・ドクはワン・オン・ワンから次々とチャンスを生み出した。7分、緩急を操りパスカル・グロスを抜き去ってゴールライン際までえぐり、折り返しのパスをフリアン・アルバレスが決めてシティが先制している。

 19分にはブライトンが自陣でボールを失い、アーリング・ハーランドが自ら運んで決めた。前半のブライトンは12分に記録した三笘薫のシュート1本のみ。試合の大勢はこの時点で決したと言ってもいいくらいだった。

 しかし、後半にブライトンは息を吹き返す。反撃のスイッチとなったのは三笘を含めた左サイドのユニットだった。

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