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世界では、様々な特徴を持つ選手が活躍している。サッカーという競技の特性上、彼らの能力を数値化するのは極めて困難であることを承知の上で、フットボールチャンネルでは近年のスタッツを中心に様々なデータを集計し、5項目の能力に分類して数値化。今回は全フィールドプレーヤーを対象とし、この5項目の平均値が高い順に11〜15位をランキング形式で紹介する。
15位:デクラン・ライス(イングランド代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1999年1月14日
所属クラブ:アーセナル
22/23リーグ戦成績:37試合4得点2アシスト(ウェストハム)
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今夏に英国人&アーセナル史上最高額となる1億1160万ユーロ(約156.2億円)の移籍金でミケル・アルテタ監督率いるチームに引き抜かれたデクラン・ライスが15位にランクインした。
彼以上に個人で守れる選手はそういない。185cmという身長の割に機動力があり、鋭い出足で果敢にインターセプトを狙う。また相手に前を向かれてしまったとしても、自慢の「フィジカル」と身体能力の高さで後ろから強引にボールを刈り取る。特に10月のマンチェスター・シティ戦において、マテウス・ヌネスの背後から足を伸ばしてボールを奪い切ったプレーは圧巻だった。「フィジカル」の「90.1」、「守備力」の「89.0」はいずれも納得の能力値だ。
ライスの凄さはボール奪取後も見られる。推進力のあるドリブルや正確なサイドチェンジなど「スキル」全般も高い。特にウェストハム時代にはセットプレーのキッカーを任されるなどキックの質が高く、クロス、ミドルシュートともに高性能な右足を持っている。
一方で伸びしろがあるとすれば、トップ15の選手で最も低い「85.7」に留まった「IQ」だろうか。すでに高いサッカー「IQ」を持つライスだが、アンカーの選手としてはビルドアップ時に下がり過ぎるなど動きすぎる癖があり、相手のプレッシャーにハマりやすくなってしまうことがある。この能力が伸びれば一気にトップ5入りも見えてくる。